タイムシェア別荘とは?メリット・デメリットをそれぞれチェック!

公開日:2022/04/15   最終更新日:2024/08/23

「あこがれの別荘を手に入れたい!」「でも実際に購入するとなると、初期費用の高さや手続きの煩雑さが気になる」といった人におすすめなのが、タイムシェア別荘です。今回はタイムシェア別荘の概要について、気になるメリットやデメリットと一緒に解説します。ぜひ参考にしてください。

タイムシェア別荘とは?

タイムシェア別荘とは、ひとつの別荘を複数のメンバーが共有し、決まった期間ごとに利用する仕組みのことです。英語でタイムは時間、シェアは共有。つまり、別荘を使う時間を、何人かで共有するという意味です。

これにより、別荘を購入するコストや維持費をシェアすることができます。車のシェアリングに似ていますが、タイムシェア別荘の場合、オーナーは特定のメンバーに限られています。

基本的には、不特定多数が利用するわけではなく、メンバー以外の第三者が利用することはありません。ただし、オーナーの家族や知人などが利用することは可能ですし、規約によっては第三者への貸し出しが許可されている場合もあります。

戸建て別荘の他に、コンドミニアムやリゾートホテルの1室などをシェアする人も存在します。購入したオーナーの間で、年間の使用日数を均等に割り振ります。それぞれのオーナーは与えられた日数分だけ、自由に別荘を利用できるのが特徴です。

タイムシェア別荘の1番のメリットは、何といっても高級別荘を手ごろな価格で所有できることです。例えば、総額1億円の別荘を28人でシェアすると、1人当たりの負担は約360万円となります。

このように、大きな出費を避けながらも高級なリゾートライフを楽しむことができます。これにより、従来の別荘所有よりも多くの人が別荘ライフを楽しむことができるようになっています。

また、タイムシェア別荘は、利用頻度が低い人にとっても理想的な選択肢です。年間を通じて頻繁に利用するわけではない場合、タイムシェアによって必要なときだけ別荘を利用できるため、無駄がありません。

タイムシェアの種類

タイムシェアには、「固定」と「フロート」の2種類の購入方法があります。どちらもリゾートを1週間単位で購入できますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分のライフスタイルや休暇の取り方に合った方法を選ぶことが大切です。

■固定

まず、「固定」について説明します。「フィックス」とも呼ばれるこの方法では、タイムシェアを利用する期間を事前に決めて購入します。

例えば、毎年8月の第2週にリゾートに滞在する権利を購入するようなイメージです。この方法の最大のメリットは、確実にその期間にリゾートを利用できることです。

特に人気のリゾートでは予約が取りづらいことが多いため、固定で購入することでその心配がなくなります。毎年同じ時期に長期休暇を取ることができる職業や家庭の場合、この方法が非常に適しています。

■フロート

次に、「フロート」について説明します。フロートでの購入は、予約状況に応じて宿泊する週を柔軟に決めることができます

つまり、毎年同じ週に行く必要はなく、その年の状況や都合に合わせて滞在期間を選ぶことが可能です。この方法は、休暇期間が毎年一定ではない人や、一般的な休暇期間とは異なるタイミングで休暇を取ることができる職種に向いています。例えば、サービス業やシフト勤務の人などがこの方法を利用することで、より自由にリゾートを楽しむことができます。

ただし、フロートには注意点もあります。年末年始や夏休みなど、世界的に休暇を取る人が多い時期は、予約が非常に難しくなることがあります。そのため、これらのピーク時期に休暇を取りたい場合は、フロートでの購入は不利になることがあります。

しかし、逆に閑散期を狙って予約することで、リゾートをゆったりと楽しむことができるというメリットもあります。混雑を避けたい人や、静かな環境で休暇を楽しみたい人には、この方法が良いでしょう。

「シェア別荘」と「タイムシェア別荘」「貸別荘」それぞれの違いとは?

シェア別荘、タイムシェア別荘、貸別荘の違いについて説明します。それぞれには、明確な定義づけはされておらず、混同してしまいがちなので注意が必要です。

■シェア別荘

まず、シェア別荘について説明します。シェア別荘は、一つの別荘を複数のオーナーで共同購入する形態です。

複数のオーナーが、別荘の購入費用や維持費を均等に負担し、その代わりに一定の利用期間を持つことができます。このシステムでは、例えば、オーナーが4人いる場合、各オーナーは年間12週間ずつ別荘を利用することができることになります。この方法は、購入や維持にかかる費用を分担できるため、高価な別荘を手に入れやすくなります。

■タイムシェア別荘

次に、タイムシェア別荘について説明します。タイムシェア別荘は、自分が使いたい期間の所有権を購入する仕組みです。

例えば、年間のうち1週間分の所有権を購入すると、その週は自分のものとして利用できます。タイムシェア別荘では、通常、複数のオーナーが存在し、各オーナーが異なる期間を持つため、別荘を効率的に利用することができます。

ここで混乱しやすいのは、タイムシェア別荘とシェア別荘が似たような意味で使われることがある点です。特に、「タイムシェア」という言葉が「シェア」とほぼ同義で使われるケースも見られます。これは、例えば1口300万円を支払って複数のオーナーでシェアする形態などで、タイムシェア別荘がシェア別荘として機能する場合があります。

■貸別荘

最後に、貸別荘について説明します。貸別荘は、ホテルのように利用したい期間を予約して滞在する仕組みです。

貸別荘は所有するわけではなく、必要な時だけ利用することができます。例えば、夏休みの1週間だけ家族で別荘を利用したい場合、その期間を予約し、宿泊料を支払うことで利用できます。

タイムシェア別荘のメリット

タイムシェア別荘にはどのようなメリットがあるのでしょうか?主なものは次の5つです。

■初期費用や維持費用をセーブできる

最も大きなメリットの一つが、別荘購入に関わる初期費用と維持費用をセーブできることでしょう。物件の価格にもよりますが、別荘を個人で購入しようとすると、一般的に数千万円以上が必要です。

また購入した後の維持費や管理費も、決して安くはありません。「別荘が欲しい」と思っても、費用の高さがネックとなって購入に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

タイムシェア別荘は複数人で購入・維持をしていくため、一人あたりの初期費用と維持費用が安くなります。中には数百万円ほどで購入できる物件もあるので、個人購入よりもずっと手が出しやすいはずです。

■旅行する際の宿泊費用を抑えられる

旅行する際の宿泊費用を抑えられるのも、タイムシェア別荘が持つメリットといえるでしょう。たとえば5人家族で年に数回旅行に行く場合、毎回ホテルに宿泊すると宿泊費用が高く付きます。タイムシェア別荘は初期費用や維持費用がかかるものの、長い目で見ると旅行する際の宿泊費用をセーブできるようになるでしょう。

■交換利用でさまざまな別荘を利用できる

物件によっては他のオーナーが所有している、他の物件と交換利用できる場合があります。いつも使っている別荘ではなく、さまざまなタイプの別荘を利用できるのは大きなメリットです。とくに刺激的な別荘ライフを楽しみたい人に向いているでしょう。

一般的に予約手数料は必要ですが、当然のことながら宿泊費はかかりません。また別荘の所有権をポイントとし、ポイントを使って他の別荘を利用できるケースもあります。

■資産として残せる

4つ目のメリットは資産として残せることです。タイムシェア別荘で購入するのは所有権。利用権ではなく所有権となるため、立派な資産あつかいとなります。不動産として登記がされるため、たとえば子どもや孫に相続させたり、第三者へ売却したりすることも可能です。

■別荘オーナーというステータスが手に入る

複数のオーナーと所有権をシェアしていたり、1年のうち1週間しか利用権がなかったりしても、別荘オーナーであることに違いはありません。リーズナブルな費用で別荘オーナーとしてのステータスが手に入り、別荘へ足を運ぶたびに「自分の家に帰ってきた」と高い満足感を味わえるでしょう。

タイムシェア別荘のデメリット

タイムシェア別荘にメリットがあるということは、当然のことながらデメリットもあるということ。購入を決める前に、具体的なデメリットも確認しておきましょう。

■希望する日に予約が取れない可能性がある

デメリットの1つ目は、希望する日に別荘利用の予約が取れない可能性があることです。複数のオーナーで所有するため、希望日が重なると予約が取れないかもしれません。とくに休みが集中しやすい春休みやゴールデンウィーク、夏休み、お盆休み、年末年始などは予約が取りにくくなるでしょう。

■年間の維持費用や管理費用が必要となる

2つ目のデメリットは、年間の維持費用や管理費用が必要となることです。別荘を個人で所有する場合よりはリーズナブルとなりますが、それでも物件によっては年間数万円~数十万円ほどの費用がかかってくるでしょう。利用の有無に関わらず支払いが必要なため、「今年は使っていなから」といった理由で支払いの拒否はできません。

タイムシェア別荘のおすすめ会社3選!

リゾート都市として知られている軽井沢には、タイムシェア別荘に最適な物件が多数あります。しかし、数ある不動産会社の中からベストな物件を見つけるのはハードルが高く、困っている方も少なくないでしょう。

そこで今回は、軽井沢でタイムシェア別荘におすすめの会社をまとめてみました。それぞれの特徴・サービスを参考に、ぜひ自分にあった物件を探してみてください。

アセンドホーム


会社名:アセンドホーム
住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2023-2 アーク旧軽井沢ヴィレッジ II 2F
電話番号:0267-31-6332

アセンドホームは、軽井沢駅から徒歩圏内のところにある賃貸型タイムシェア型別荘です。必要なモノ・サービスのみを採用しているので、まるで高級ホテルに滞在しているような心地よく満足度の高いステイが堪能できます。

旧軽愛宕Club Orbit
アセンドホームでは、現在2つタイムシェア別荘を販売しています。

1つ目は、2020年に販売がスタートした旧軽愛宕Club Orbitです。14,400㎡の広大な敷地には3棟のヴィラとコンシェルジュ対応のクラブハウスがあり、家族構成や生活スタイルにあわせて選ぶことができます。

たとえば、友人や仲間たちと楽しめるAlsaze(アルザス)は、7.1帖のリビング・ダイニング・キッチン・ベッドルーム・和室と8.2帖のロフトがある驚くほど広い間取りになっています。目の前には芝生ガーデンも設置されているので、バーベキューはもちろんのこと、ペットといっしょに楽しみたい方にもおすすめです。

Barbizon(バルビゾン)は、ファミリータイプになります。ゆったり過ごせる2LDK+ドッグルームの間取りは、冬になると薪ストーブも利用できます。

Chamonix(シャモニー)は、夫婦や少人数でくつろげるプライベートタイプになり、静かな軽井沢を存分に満喫できるヴィラです。寝室は洋室・和室の2部屋あるので、その日の気分で選べるのもうれしいでしょう。

ケータリングなど各種サービスを利用したい方は、コンシェルジュ対応のOrbit House(オービットハウス)もおすすめです。1階にはラウンジがあり、2階にはダーツやパターマシン、トレーニングマシンなどが充実しています。

Club Orbit PILINA
2つ目のClub Orbit PILINA(ピリナ)は、3,472.6㎡の敷地を活かした、ダイナミックかつシンプルなデザインの別荘が楽しめます。南と北のヴィラが用意されており、それぞれベッドルームは3つ設置されています。

南のヴィラは、天井高6mの開放的な間取りになっており、全面ガラス窓からは四季折々の自然を堪能できます。75インチモニターとBluetooth対応のサラウンドシステムもあるので、音楽や映画が好きな方にもおすすめです。

一方で北のヴィラは、高さ5.5mの吹抜空間が心地よい間取りです。高台に位置していることもあり、軽井沢の景色を一望できるのも魅力的でしょう。

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エリクシル


会社名:エリクシル
住所:軽井沢町軽井沢東7-9
電話番号:0120-947-588

エリクシルは、18名のオーナーが共同所有できる別荘です。軽井沢に位置し、緑豊かな自然と洗練されたデザイン・設備は、非現実的な空間を楽しむことができるでしょう。

自然豊かな周辺環境
軽井沢ということもあり、周辺には離山をはじめ、雲場池やハミーズ・カフェなど絶好スポットがたくさんあります。豊かな自然は四季折々の変化が楽しめ、ハイキングや観光なども満喫できます。

ハミーズ・カフェは、オーストラリアの田舎料理が味わえる珍しいお店です。現地でお店を経営していたシェフが作っているので、本場の味を堪能することができます。

充実した設備とサービス
エリクシルは、全物件が平屋造りになっており、シニア世代でも安心して過ごせるようにバリアフリー環境を整えています。タイプは「軽井沢I」「軽井沢II」のいずれかから選択でき、約478坪ある南原地区を利用しているのが特徴です。40坪もある広々としたデッキは、のんびり過ごすのに最適でしょう。

ほかにも、JAXSONのバスタブや高級電化製品、ダイニングセットなど、設備も充実しています。万が一に備えて駆けつけサービスにも対応しているので、はじめて利用する方で安心です。

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笹沢建設


会社名:笹沢建設
住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉3732-6
電話番号:0267-45-4381

笹沢建設は、タイムシェア別荘をはじめ、不動産販売や別荘管理など不動産に関するさまざまな事業を展開しています。

タイムシェア別荘は現在3施設あり、エリアによって特徴や価格が異なります。

人気のプライムヴィラ南原
笹沢建設では、南軽井沢・南原・追分の3エリアに物件を有しています。同じタイムシェア別荘でも、エリアによって特徴・価格は異なり、なかでも人気が高いのがプライムヴィラ南原です。

木立に馴染むように建てられた物件は、レッドシダーと天然石の外壁が落ち着いた印象を与え、敷地面積も300坪とゆとりがあります。家族で過ごすのはもちろんのこと、友人や恋人と楽しく過ごしたい方にも最適でしょう。

追分にあるエッジウッドも人気の物件です。ガラスを多用したデザインは、室内にたっぷり自然光が差し込み、心地よい空間を演出してくれます。独立しているので、贅沢かつ静かに過ごしたい方におすすめでしょう。

高品質で安心安全な設備
もちろん、魅力はデザインだけではありません。住まう人たちが安心して生活できるように、品質へのこだわりも徹底しています。

一番は、軽井沢の気候風土に適した性能です。冬は寒さが厳しい地域だからこそ、一年をとおして快適に過ごせるようにさまざまな工夫がなされています。また、最新技術を取り入れることで、断熱性・気密性にも優れ、凍結対策も抜群です。

ほかにも、利用者に寄り添った強固なサポート体制や唯一無二のオリジナリティも笹沢建設の魅力のひとつでしょう。

完全自由設計を採用
近年注目されている自由設計は、コストを抑えやすいメリットがあります。一方でプランの自由度は制限されるため、デメリットがあるのも事実です。

笹沢建設では完全自由設計を採用していますが、お客さんのライフタイルや個性にあわせて提案してくれるので、自由設計ならではのデメリットが軽減されます。また、経験豊富な設計士がトータルコーディネートしてくれるため、快適な住居機能や四季を感じるデザインもしっかり取り入れてくれるでしょう。

タイムシェア別荘も一流建築家によって造られているので、満足のいく生活を叶えてくれます。

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タイムシェア別荘とは一つの別荘の所有権を、複数のオーナーで共有することです。年間の利用可能日数が割り当てられ、自分の別荘として自由に利用できます。初期費用や維持費用をセーブできるのは、大きなメリットといえるでしょう。これまでになかなか手が届かなかった人も、別荘オーナーになれるチャンスとなるはずです。

迷った方にはこの会社がおすすめ!

アセンドホーム

引用元:https://ascendhome.jp/

アセンドホームは、軽井沢の別荘、別荘地の販売、仲介、管理などの不動産事業だけでなく、タイムシェア別荘の販売・運営もおこなう軽井沢の不動産会社です。タイムシェア別荘は、2010年に社長である小野氏が考案したそうです。

これまでのシステムを更に進化させ、広大な敷地にある複数の建物を複数の所有者で共有するという新しいタイプのタイムシェア別荘も提供。軽井沢で高級別荘を持つ夢を叶えてくれるでしょう。

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