バリアフリーの注文住宅を建てるときに覚えておくべきポイントとは

公開日:2024/04/15  


バリアフリーの注文住宅を建てる際には、将来的な生活の快適さや安全面への考慮が重要です。とくに高齢者や障害をもつ人々にとって、日常生活での小さな障害が大きな困難になりかねません。そこで、本記事ではバリアフリー住宅の設計において重要なポイントをいくつか紹介します。注文住宅を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

車椅子でも通れる間取りと広さ

バリアフリー住宅の間取りでは、車椅子でも楽に通れるよう、廊下やドアの幅は十分な広さを確保し、スムーズな動線を意識しましょう。

玄関周り

バリアフリー住宅では、入口のアクセスが重要です。スロープや手すりの設置、段差の解消などが必要です。

また、玄関ドアは自動開閉式や幅広のものを選ぶことで、車椅子や歩行器を使用する人にも便利です。

浴室とトイレ

浴室とトイレはとくに注意が必要なエリアです。滑りにくい床材の選択、手すりの設置、座浴式の浴槽やシャワー室の利用が推奨されます。

トイレには、高さ調節可能な便座や、十分なスペースを確保することが大切です。

キッチンとリビング

キッチンは、車椅子でも使いやすい高さのカウンターや、引き出し式の収納を設けることが有効です。

リビングでは、広々とした空間を確保し、家具の配置は動線を妨げないように計画します。また、高齢者や障害を持つ人も快適に過ごせるよう、照明や換気の工夫も重要です。

寝室とその他の部屋

寝室はベッドの高さや周囲のスペースに注意し、夜間の移動を容易にします。また、他の部屋も、必要に応じて手すりの設置や、ドアの自動開閉システムを導入することが考えられます。

バリアフリー住宅の設計は、単に障害を持つ人のためだけではなく、すべての人が快適に生活できるようにするためのものです。これらの要素を取り入れることで、安全で快適な住環境を実現できます。

安全性と利便性の確保

バリアフリー住宅の設計において、安全性と利便性は非常に重要です。これらの要素は、住宅内での快適さと機能性を高め、すべての人にとって使いやすい環境を提供します。

滑りにくい床材の選定

床材は、滑りにくい素材を選びましょう。とくに、水回りや玄関など滑りやすい場所では、防滑性の高い材質の使用により、転倒事故のリスクを軽減できます。

また、床の段差をなくしてフラットな設計にすることで、車椅子の利用者や歩行が困難な人にも配慮した住環境を実現します。

手すりの設置

手すりは、とくに階段や浴室、トイレなどに設置することが重要です。立ち上がる動作が必要な場所では垂直方向の手すりが有効で、歩行の際は水平方向だとバランスを保ちやすくなり、安全に移動できます。両方を兼ね備えたL字型の手すりの設置を検討してみましょう。

手すりの高さや太さは、利用する人に合わせて調整する必要があります。また、握りやすく力を入れやすい材質のものが望ましいです。

ヒートショックの対策

ヒートショックは、家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患が起こることを指します。

特に冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所や浴室に移動するときに起こりやすいです。そのため、脱衣所や浴室に暖房器具を設置し、部屋間の温度差をなるべく小さくすることが重要です。

また、浴室の床には滑りにくい素材を使用し、手すりを設置することで、転倒事故のリスクを軽減できます。

その他の配慮

その他にも、ドアの開閉が容易なレバーハンドルの使用、床と壁の色のコントラストをつけることで視認性を高める、キッチンや洗面所の高さを調節可能にするなど、細かな配慮が求められます。

将来の変化に対応する柔軟性

バリアフリー住宅の計画において、将来のライフスタイルや家族構成の変化に柔軟に対応できる設計を心がけることは非常に重要です。

以下のポイントを踏まえて設計すれば、バリアフリー住宅は単に現在のニーズに応えるだけでなく、将来の変化にも柔軟に対応できる住空間となります。

家族構成の変化への対応

家族構成の変化は、住宅の使用方法に大きな影響を与えます。たとえば、子供の成長や高齢者の同居など異なるニーズに対応できるように、部屋の間仕切りを変更しやすい設計や、将来的に必要になるかもしれない設備のスペースを初期段階で確保しておくことが重要です。

健康状態の変化への対応

健康状態の変化にともない、住宅内での移動や日常生活に必要なサポートが変わります。たとえば、手すりの追加や床の滑り止め、段差の解消など、後からでも改修しやすい設計の考慮が望ましいです。

まとめ

バリアフリー住宅の設計は、安全性と利便性を重視し、すべての人が快適に生活できるよう配慮します。滑りにくい床材の選定、手すりの設置、ヒートショック対策などが重要です。また、将来のライフスタイルや家族構成の変化に柔軟に対応できる設計も必要です。

これらを踏まえた設計により、安全で快適な住環境を実現できます。これらの事柄を参考にしながら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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引用元:https://ascendhome.jp/

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