不動産会社を選ぶ際にチェックするべきポイントとは？

家や土地を購入したいときや、賃貸物件を借りたいとき、ほとんどの方が不動産会社に行くことを検討するでしょう。しかし、不動産会社は大手の不動産会社から街の小さな不動産会社まで、数多くあります。そのため、どこを選べばいいか悩んでしまう方も多いはず。そこでこの記事では、不動産会社を選ぶ際にチェックするべきポイントを解説します。

不動産会社の探し方の手順

より満足のいく物件を探すのなら、不動産会社選びから慎重に行わなければなりません。そのため不動産会社を探すときは、自分がどんな家に住みたいのか、物件に求める条件を先にまとめて、条件に合った物件を提供する不動産会社をピックアップしていくのがベストです。

ではここから、具体的な手順を見ていきましょう。

不動産ポータルサイトで物件を検索

世の中のデジタル化が進んだ現代、不動産情報はインターネットで見られます。そこでまずは、不動産ポータルサイトで自分が探している不動産の条件にマッチした物件を検索しましょう。

不動産ポータルサイトは、不動産会社が運営しているもののほかに、第三者が運営しているものもあります。不動産ポータルサイトで条件に合う物件が見つかったら、その物件はどこの不動産会社が紹介しているものなのか、物件と一緒にいくつかピックアップしておきましょう。

不動産会社の規模や業態を見る

気になる不動産会社がピックアップできたら、その不動産会社の規模や業態を見てみましょう。全国に展開するような大手の不動産会社は、さまざまなエリアの物件を紹介しています。また、提携サービスを展開しているところが多いので、ほかのサービスがお得に利用できるのも大手不動産会社を選ぶメリットでしょう。

一方、地域密着型の不動産会社は、地元の不動産情報に詳しいため、エリアを限定して不動産を探している方におすすめです。賃貸物件を探している場合、地域密着型の不動産会社は大家さんとも深いつながりを持っていることがあります。

営業担当者との相性を見る

実際に不動産会社に足を運んだり問い合わせてみたりして、営業担当者との相性を見てみましょう。納得のいく不動産取引をするためには、営業担当者との相性は必須です。こちらの要望を汲み取り、条件にマッチした物件を提案してくれるかどうか確かめましょう。

また、ただ物件を提案するだけでなく、不動産に関する疑問や悩みなどを真摯に聞いてくれる営業担当者かどうかも大切です。

広告のルールを守っているかを見る

多くの不動産会社が、何らかの形で広告を出しています。不動産会社には、広告を出すにあたってルールが定められており、そのルールをきちんと守って広告を出している不動産会社を選ぶことが大切です。

具体的には、合理的な根拠がないにもかかわらず「最高級グレードの物件」や「地域一安い物件」と思わせるような表現をしてはいけないルールがあります。不動産会社を探すときは、広告もチェックし、きちんとルールが守れているか確認しましょう。

不動産会社を選ぶ際にチェックするべきポイント

ここからは、不動産会社を選ぶ際にチェックするべきポイントを解説します。

複数の不動産会社を比較検討する

不動産会社を選ぶ際は、必ず複数の不動産会社を比較検討しましょう。似たような条件の物件を扱っている不動産会社でも、不動産会社の対応は大きく変わります。「物件情報だけみたらすごくよかったのに、問い合わせたら対応が最悪だった」なんてこともあるのです。そのため不動産会社を最初から一つに絞ることはせず、必ず複数の不動産会社をピックアップしてください。

不動産会社の実績を見る

不動産会社の実績も、選ぶときのポイントです。長年の実績を積んでいる不動産会社は、信頼できるといえるでしょう。不動産会社がどれくらいの年数続けているのかわからないという場合は、宅地建物取引業の免許更新回数をチェックするのがおすすめです。更新は5年に1回のため、何回更新しているかによって、どのくらい不動産会社を営んでいるのかがわかります。

仲介手数料を見る

不動産会社を選ぶ際は、仲介手数料をチェックしましょう。仲介手数料は、不動産会社によって大きく異なります。中でも注意しなければいけないのが「仲介手数料無料」や「仲介手数料半額」と謳っているケースです。

仲介手数料が安く済むと惹かれやすいですが、仲介手数料が抑えられる代わりに、さまざまなオプションを追加されることがあります。結果的に仲介手数料を支払う金額と変わらないケースもあるため、そのような不動産会社は注意しましょう。

こんな不動産会社には要注意！

不動産会社は数多くありますが、悪質な不動産会社は避けたいものです。そこでここからは、注意すべき不動産会社の特徴を見ていきましょう。

過去にトラブル歴がある

過去にトラブル歴のある不動産会社には注意が必要です。不動産会社にトラブル歴がないか調べたいときは、都道府県知事が過去に処分をした不動産会社が検索できるサイトや、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトを使って検索してみましょう。

悪質な営業方法

悪質な営業方法をしてくる不動産会社は悪質な可能性があります。具体的には、断ったのにしつこく勧誘してきたり、約束をしていないのに突然家に訪問してきたりする不動産会社です。このような不動産会社は、顧客のことなど考えずに、ただ契約を取りたいだけなので、気持ちのいい不動産取引はできないでしょう。

内見を断る

内見を断る不動産会社もやめたほうがいいでしょう。内見を断るということは、顧客には見せられない何らかの理由が隠されているはずです。こちらが内見を希望しているのに、内見しないまま契約をさせようとする不動産会社とは、絶対に契約しないでください。

まとめ

不動産会社を選ぶ際にチェックするべきポイントを解説しました。家や土地の購入や賃貸物件の契約は、今後の生活を大きく左右するものです。新しい家や土地で快適な暮らしを送るためには、まず不動産会社をよく吟味し、慎重に選びましょう。今は、不動産会社に足を運ばなくても、インターネットで物件情報が見られる時代です。これから不動産会社を探すという方は、まずはインターネットで検索をして、気になる不動産会社をピックアップするところから不動産会社選びをスタートさせましょう。