貯金ゼロでも家は買える?頭金なし購入との違いを解説

公開日:2025/05/15  

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マイホーム購入を考える際「貯金がないと無理では?」と不安に思う方も多いでしょう。しかし「貯金なし」と「頭金なし」には違いがあり、その違いを理解することが重要です。そこで本記事では、貯金ゼロで家を買えるのかや、頭金なしでの購入との違いについて解説します。これから家を購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

貯金なしでの住宅購入は難しい

貯金がない状態でマイホームを購入するのは、多くの面でハードルが高いです。ここでは、貯金なしでの住宅購入が難しい理由について解説します。

住宅ローンの審査が通りにくい

住宅ローンを利用する際には、金融機関が申込者の収入や勤務状況、借入履歴などを詳しく審査します。とくに借入金額が大きく返済期間も長期にわたる住宅ローンでは、支払い能力が十分にあるかどうかが厳しくチェックされます。このとき、貯金がないと「将来的な返済が厳しくなる可能性が高い」と判断されることが少なくありません。

契約時の手付金が用意できない

貯金なしでの住宅購入が難しい理由のひとつに、契約時に必要となる「手付金」の支払いがあげられます。手付金とは、住宅の売買契約を結ぶ際に支払うもので、売買価格の5〜10%程度が一般的です。

この手付金は、基本的に契約当日に現金で支払う必要があります。貯金がなければこの支払いをすることができず、そもそも契約を結ぶことができないのです。

住宅購入にかかる諸費用が負担になる

住宅購入には、物件の価格以外にもさまざまな諸費用が発生します。たとえば、不動産取得税、登記費用、住宅ローンの事務手数料、火災保険料などがあり、これらは現金で支払うケースがほとんどです。

さらに、引っ越し費用や新しい家具・家電の購入費用など、生活をスタートさせるための資金も必要となります。貯金がないとこれらの諸費用の準備が難しく、マイホーム購入後の生活にも支障をきたす可能性が高いです。

頭金なしでもマイホーム購入は可能

住宅を購入する際、頭金を準備するのが一般的ですが、必ずしも必要というわけではありません。頭金の役割や、なぜ頭金なしでも住宅購入が可能なのかを解説します。

頭金とは?その役割について

頭金とは、住宅ローンを利用する際に最初に支払う自己資金のことです。一般的に、物件価格の10〜20%程度を頭金として準備することが推奨されています。頭金を多く用意することでローンの借入額を減らせるため、毎月の返済負担が軽減されるほか、支払う利息総額も少なくなります。そのため、できるだけ頭金を用意することが理想的ですが、必ずしも用意しなければならないわけではありません。

頭金なしでも住宅ローンは利用可能

頭金がなくても、住宅ローンを利用して家を購入することは可能です。頭金を一切入れずに住宅ローンを組むことを「フルローン」と呼び、物件価格の全額を借り入れる形になります。

フルローンを利用すれば、貯金がなくてもマイホームを手に入れられるメリットがあります。しかし、月々の返済額が増えるほか、利息の支払い負担も大きくなることに注意が必要です。

手付金や諸費用の準備は必要

頭金なしで住宅を購入できるとはいえ、契約時に必要な「手付金」や「諸費用」は別途用意しなければなりません。手付金は売買契約を結ぶ際に売主に支払うもので、物件価格の5〜10%程度が一般的です。

また、住宅ローンの事務手数料や登記費用、不動産取得税などの諸費用も必要となります。さらに、引っ越し代や新居の家具・家電の購入費用も考慮しなければなりません。これらの理由から、頭金なしでも家は購入できるものの、まったくの貯金ゼロでは難しいのが現実です。

頭金なしで住宅ローンを組む際に必要な諸費用の目安

住宅を購入する際には、物件価格とは別に諸費用を現金で支払う必要があります。諸費用の金額は購入する物件やローンの種類によって異なりますが、一般的には100万〜300万円程度を用意しておくのが理想的です。ここでは、具体的な諸費用の目安について解説します。

必要となる自己資金

たとえば、4,000万円の新築建売住宅を購入するケースを想定しましょう。この場合、頭金を用意しない場合でも、手付金や諸費用を支払うために最低でも240万〜360万円 は確保しておく必要があります。

また、住宅の購入後には、引っ越し費用や家具・家電の購入費用もかかります。さらに、新生活を始めるにあたっての「数ヶ月分の生活費」も手元に用意しておくと安心です。

事前の資金計画が重要

頭金なしで住宅ローンを組むことは可能ですが、諸費用は住宅ローンに含められない場合もあるため、自己資金の準備が欠かせません。とくに手付金や税金、住宅ローンの事務手数料などは、契約時や引き渡し時に現金で支払う必要があります。そのため、早めに資金計画を立てることが重要です。

まとめ

貯金なしと頭金なしは異なる概念であり、それを正しく理解することが住宅購入の第一歩です。貯金がない状態での購入は住宅ローン審査のハードルが高くなり、契約時の手付金や諸費用を用意できないため、現実的には難しいでしょう。一方で、頭金なしでも住宅ローンを組むことは可能ですが、諸費用として数百万円の自己資金が必要となるため、事前の資金計画が欠かせません。無理のないマイホーム購入を実現するためにも、必要な費用を把握し、十分な準備をしておくことが大切です。

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アセンドホームの画像 引用元:https://ascendhome.jp/
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